【英語】単純に“agree with 人” 、 “agree to 物” と思ってたら実はちょっと違いました

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姪っ子に“agree with” と “agree to” の違いを聞かれるも、明確に応えることができませんでしたショボ――(´-ω-`)――ン

そんなわけで“agree” について調べてみました。

目次

agree自体の意味

agreeの意味は

  • 【自動】(提案や意見などに)同意〔合意・賛成・賛同・承諾・承知〕する、同感であ
  • 【自動】一致する
  • 【自動】性に合う、仲良くやっていく
  • 【自動】(飲食物・気候などが人の)体に合う
  • 【他動】(~ということを)認める

です。

一応、「認める」という意味で他動詞として使われることもあるみたいですが、よく使われる意味の「同意する」は自動詞です。

自動詞は後ろに目的語を取る場合は前置詞が付きました。懐かしいですね。

この後ろにつく前置詞によって意味が変わっていくんですねー。

ややこしいε=( ̄。 ̄;)フゥ

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agree with~の意味

おそらくこの“agree with” が最もよく使われる表現ではないでしょうか。

改めて意味をおさらいしておきます。

  • (人)の意見に同意する〔賛成である〕
  • (意見・計画など)に同意する〔賛成である〕
  • (考えなど)に一致〔合致〕する
  • (食べ物・作品などが)〜(人)の好みに合う

“agree with〜”の後に入る目的語は、「人」や、「人の意見」が来ます。

目的語に来る、その「人」や「意見」に『同意します』と、その誰かと同じ意見だったり賛成するときに“agree with〜”が使われます。

例文としては、

  • I agree with you.
    (私はあなたに賛成します。)
  • I agree with his idea.
    (私は彼のアイデアに賛成します。)
  • I agree with you on the matter.
    (その件について、あなたに同意します。)

といった感じです。

agree to~の意味

では、“agree to〜”の意味は、

  • (意見・提案・計画など)に同意する、受け入れる

意味だけ見ると、“agree with〜”とどう違うんだ!?
っとなりますが、

“agree to〜”のtoの後ろには、「相手が提示する条件など」の名詞が入ります。

つまり、“agree to〜”の後ろには、「提案」などが来ます。

そしてその相手が出して来た提案に対して「同意する」とか「受け入れる」という意味になります。

例文としては、

  • I agree to your opinion.
    (私は君の意見に同意する。)
  • We agreed to your proposal.
    (私たちはあなた方の提案に同意しました。)
  • She agreed to the plan.
    (彼女は、その計画に同意した。)

など提案や計画に同意するといった感じで使われます。

agree on~の意味

ついでに“agree on〜”も。

“agree on〜”の意味は、

  • ~について合意(一致・協定)する
  • ~について一致をみる
  • ~の意見がまとまる

と、意見が「合意する」という意味で使われれます。

「~」の部分には「両者が提示する条件など」の名詞が入ります。

つまり、お互いが出し合った意見などに対して「agree on~」が使われます。

例文としては、

  • We agree on this problem.
    (私達はこの問題について意見が一致している。)
  • We agreed on the new terms.
    (私たちは新しい条件に合意しました。)
  • They agree on that plan.
    (彼らはその計画に対して意見が一致している)

となります。

ただ、“agree on〜”は、両者とも計画や提案に対しての意見が同じであるというだけで、計画に賛成かどうかまではわからないです。

ビジネスシーンとかで使われてそうな表現ですね。 

“agree with〜”と“agree to〜”の使い分け

“agree with〜”も、“agree to〜”も、どちらも意味としては、「~に賛成する」です。

でも、実はそれぞれ意味や使われ方が違います。

“agree with〜”は、人の意見に同調したり、相手やその意見に対して、自分もそれに賛成するとか同じ意見ですと、寄り添うような感じです。

一方、“agree to〜”は、相手からある提案を出されて、その提案を受け入れますという感じ。

でも、 “to” と “with”が一緒に使われることもあります。

“agree to … (with)~.: …について~に同意する。

例文で見るとわかりやすいですね。

I agree to a date with you.
(あなたとのデートに同意します。)

  • to… → to a date :デートに行く こと
    について
  • with~ → with you :あなた 
    同意する

例文をもう1つ。

Do you agree to have lunch with me?
(私と一緒にランチを食べに行きませんか?)

この質問に対する文で “to” と “with” の使い方の違いがわかりやすのではないでしょうか。

  1. Yes. I agree to have lunch.
    ランチに行く こと に同意します。
  2. Yes. I agree with you.
    あなた に 同意します。 

と、“to〜” 以下には相手からの提案が来ているので、「その提案に同意しますよ」となりますね。

 “with〜”以下には「人」が来ていて、「あなたの意見に同意します」と相手の意見に同意しますという使われ方です。

つまり “with”と“to” は使い分けを意識したほうがいいのかもしれませんね。

そして、“agree on〜”は、“agree to〜”が提案などに同意していることに対して、ある物事に対して意見が一致していることです。

I agree with you on that point.
(その点については私もあなたと同意です。)

  • with~ → with you :あなた  
  • on… → to that point:その点 について

意見が一致しています。

まとめ

“agree with”は「人」、“agree to”は「物」を目的語に取ると単純に思ってました。(゚ー゚;A

実際は“agree”の後に来る前置詞によって意味が異り、単純に「人」や「物」の違いというわけではなかったですね。

それぞれの意味や使われ方をきちんと整理して実際の会話で使えるようになりたいですね。

ややこしや〜。

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プロフィール

北陸初のゼンタングル認定講師として、金沢を中心に北陸で活動中。
ゆるゆると描きためたものや作ったモノなどについて書いてます。
メヘンディ(ヘナタトゥー)もはじめました。

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